「第40号 〜ファミレス時代の落日〜」

  すかいらーくは、1970年に、東京・府中に一号店を構え、ピークには
  700店舗を超えた。現在では、150店に縮小。
  2009年末までに閉鎖あるいは、別の業態へと変更する。

  この事実を、日経産業新聞では、モータリゼーションの到来を見越し、
  洋風スタイルにしたレストランは車でやってくる家族を主要顧客と設定し
  高度経済成長の波に乗ったと分析している。

  衰退の原因を、この家族が、2009年には、4人家族は少数派となり、
  全国平均2.5人を下回る事が要因としている。

  一人でお店に入っても、いまだに何名様ですか?と聞いてくるのは、
  その現実を直視できない表れだろうと結んでいる。

  さて、この現象を、感性トレンドを用いて紐解いてみよう。

  先のデジタル期は、1971年〜1999年までである。
 (1999年にアナログ期に転換している)

  ファミレスがあちこち、どこでもみることができたのは、1985年
  前後のことである。

  これは、デジタルピークの年だ。

  東名高速道路の東京インターを降りた環状8号線沿いには三件の白い
  お洒落なファミレスが、その象徴だった。

  同じ形態ながら、制服で差別化を図っていたのが、アンナミラーズだろう。
  (これは、別の要素で、結果生き残る)

  すかいらーく・デニーズ・ロイヤルホスト全盛から、和風ファミレス
  イタリアンファミレスへと、流れ、低価格で訴求しなければ、集客が
  難しくなり、現在に至る。

  感性トレンドのデジタル期のキーワードは

  ・同質・同品質
  ・効率
  ・白・黒
  ・皆と同じが心地よい

  がある。

  これらのキーワードをファミレスは、持っていたことに気付くだろう。
  デジタルピーク時に白いファミレス。

  誰が、どの店に行っても、同じ金額で、同じサービスで、同じものを
  食べる事ができる。

  その為には、マニュアルが必須となる。

  これが、1985年以降ソフト期に入ることにより、
  内容の充実が求められる。
  
  その結果、和風レストラン〜イタリアンへの食のカテゴライズがおこった。

  現在、アナログ期に入り、これらのスタイルでは、
  顧客が満足できないことが顕在化し、客足が離れた。

  自分だけの特別が嬉しい時に、

  ■マニュアルスマイル
  ■マニュアル接客
  ■マニュアル料理

  画一のサービスでは、顧客は満足しない。

  その反対の形態である、隠れ家的な○○○がキーワードになり、そのような
  お店が繁盛しているのが、現在のアナログ期の様相である。

  デートの時、デジタル期では、ファミレスでも通用したが、
  現在、ファミレスに連れて行かれて嬉しいという女性は少数だと思う。
  最も、好きな相手ならどこでも嬉しいという人もいっらしゃるのだが・・・

  
  ちなみに高度成長は、1985年はプラザ合意があった。
  その背景には、日本の産業が強くなり過ぎたという背景があった。
  高度経済成長が、牽引したというのは、全くの間違いではないが、
  1985年をピークとしてみるならば、違う事になる。

  結局、客足が遠のき、低価格路線へとシフトせざるおえなくなったが、
  その低価格でも、今では通用しなくなったと見るのが正解だろう。

  おそらく、客足が遠のいた時は、事実を認めたくなかったのでは
  ないだろうか?

  そして、マーケティング手法から、低価格路線へとシフトしていったのでは
  ないかと想像される。

  もし・たら・れば、はビジネスでは禁句だが、
  この感性トレンドを知っていて、
  そのお店のオリジナル商品や店の形が店舗ごとに違っていたり、
  サービス形態もお店独自のものが許される事になっていたら、
  それは、コストもかかり、ファミレスとはいえないかもしれないが、
  残っている結果になったのではないだろうか。

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