「第32号 〜TOYOTA iQ〜」

 11月20日、TOYOTAは、iQという車を発売した。

 http://toyota.jp/iq/concept/concept/index.html
   
 この車の最大の特徴は、全長が3メートルに満たないところにある。
 現在の車の全長は、ほぼ5メートル近くある。
 少し小さいなと感じても4メートルはある。
 軽自動車の規格でも、3メートル30センチである。
 全長だけで比較すると軽自動車よりも小さいということになる。

 それでいて、大人三人と子供一人が乗れる室内空間を持っている。

 燃費は、このご時勢に合わせてよい燃費を実現している。

 そして、今年のカーオブザイヤーを受賞した車である。

 まだ発売されたばかりなのでヒット商品とはいえないが、時代の変わり目を
 表す車になることは、間違いないだろう。

 先ずデザイン面だが、これは、アナログ・デジタルの見方で見る。
 現在アナログ期の第二期後半に入る。
 曲線が随所にみられ、複雑であり、ドアモールなどの水平展開がなく、
 ドアの高さがあり、相対的にガラス面積が狭く、高さを感じさせる
 アナログデザインであることがわかる。

 ハード・ソフトの観点からは、現在、ソフト期の終焉期にあたり、
 ハード期の兆候が現れてきている時期である。
 この車にハードの兆候が現れている部分を言及するならば、余計なものを
 排除したという点であろう。
 ハード期において、工業製品は新しい技術の基に、これまでにはなかった
 製品が産まれたり、その基になる技術が確立されたりする。
 余計なものが排除され、このコンパクトさと安全性を両立しているのは、
 ハード期の本当に小さな芽とソフト期の終焉を物語っている。
 そもそも車って?というものをメーカーが消費者に提示しているのである。

 しかし、この車、おそらくは、国内では、あまり販売台数は稼げないだろう。
 なぜなら、日常ユースで考えれば、軽自動車の方が圧倒的にランニングコストが
 安くなるからである。
 日本国内では、マーケットのボリュームが小さいが、欧州や新興国にとっては、
 魅力的な車になるであろうと思う。

 しかし、日本の中でも軽自動車では・・・
 というユーザーも存在しているのも事実であろう。

 私が、この車を売るなら、女性をターゲットとする。
 車が小さい分、扱いやすく、こまわりもきく。車庫入れなど苦手意識を
 持たずにすむ。

 となると、ゆくゆくは、ダイハツでのOEM販売が既に戦略に
 練りこまれているはずである。

 ダイハツのシェアは伸びてきており、女性向けのカフェ店舗戦略が効果を出して
 きているところだからだ。

 世界市場では、セグメントAクラスの車は激戦が始まっている。
 その中から、本格的なハード期の兆しが現れてくるであろう。


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