「第29号 〜ゴルフボール:ツアーステージ〜」

 10月17日の日経産業新聞の新製品紹介のページの中の出足快調のコーナー
 で取上げられた商品。
 ブリジストンスポーツが、8月23日に発売した機能性とファッション性を
 両立した商品である。
 発売から約二ヶ月で5万ダースを出荷、半年で12万ダースという出荷目標を
 達成しそうだとのこと。

 ボールのカラーは、イエロー・ピンク・オレンジの三色。コース上で発見
 しやすい色が採用されている。

 開発過程の中で、カラーボールの対する許容度が高まっていることと、
 インターネット調査により、男女ともに使用経験が増えている人が多く、特に
 女性では75%の人がカラーボールの使用経験があることがわかり、開発に
 踏み切ったとのことである。

 また、各カラーの心理面への影響も効果が確認されている。

 さて、この現象に感性トレンドの観点から解読をしてみよう。

 先ず、カラーボールが出始めたのは、1990年ごろだったと記憶している。
 この時期は、まだデジタル期であり、カラーボールの普及には、少し早かった。
 しかしながら、実は、ソフト期に転換しており、ソフト期のマスクリティカルを
 越えるあたり、ちょうど長軸索活性のエネルギーが高まる時である。
 そのときに実はカラーボールが発売されていたのである。
 しかしながら、時代はデジタル期であり、その瞬間的な風は収束し、
 飛距離追求型のゴルフボールの発売へと戻ることになる。

 そして、いよいよ今期のアナログ期に転換し、ブレイク期の現在、機能性を
 追求する商品にも、多色化が見られるようになった。

 アナログ度の高い女性が使用するのは、理解しやすい。しかし、今回は、男性の
 支持率も高い。

 デジタル期には、その機能性が重視され、且つ、ゴルフボールといえば白という
 概念は金科玉条のごとく変えがたい。

 しかしアナログ期前半には、多様性が認められ、デジタル期の縛りから開放される。
 
 この商品に当てはまる感性トレンドのキーワードは

 ・多色
 ・多様性

 ということになる。

 この商品は、機能性を追求した上で、マーケティングから導きだされた多色を
 差別化の要因とした商品と見ることが出来る。

 結果として、感性トレンドのキーワードにひっかかることになり、予想外のヒット
 につながっている。

 マーケティングの段階で、感性トレンドを知っていれば、結果オーライでなく
 戦略の中に、既存のマーケティング手法では計る事のできないファクターを
 商品に盛り込む事ができる。


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