2008/08/12「第17号 〜アシンメトリー〜」

 左右対称をシンメトリー。左右非対称をアシンメトリーという。
 当然、左右対称は、整然として美的なものとして建築様式や胸像などに
 見ることが出来る。
 エジプトのピラミッドの中もシンメトリーだと考察が進んでいる。

 このシンメトリー=左右対称は人工的で理想的なもので、デジタル要素が強いと
 いえる。

 それに対し、アシンメトリー=非左右対称は、脳が、そのものを認識する際の
 複雑度が上がる。例えば、人の顔は左右対称のように見えるが、顔半分
 を鏡に映した物を見比べてみるとアシンメトリーであることが理解できる。

 お札の顔を半分に折ると、全然、違う顔に見えるというのもアシンメトリーである。

 自然物は、ほぼアシンメトリーと考えてよい。

 人工的はデジタル期のキーワードであり、自然はアナログ期のキーワードでもある。

 さて、このアシンメトリーが、髪型やファッションなどでも見ることが多くなった。

 髪型などでは、お洒落な方やスタイリストの方は、既に以前から提唱されているのは
 ご存知であろうと思う。
 しかし、芸能人など専門のスタイリストさんがつかない、一般の方でも、
 まだ少数ではあるが、このアシンメトリーの髪型を見ることができるようになった。

 アナログ期の代表的な髪型といえば、ふっくらとした高さのある髪型であり、この
 髪型はアナログ期の黎明期からみることができた。

 いまや多色同様、多くの方が髪の毛にふっくらとしたボリュームを持たせている。
 既に流行の最先端とは言えない。
 が、スタンダードなものとして、アナログ期を通して続くものと思われる。

 そこに、このアシンメトリーは目立つ。かなりファッションセンスがよく、且つ
 それを許される仕事の方でないと実際には難しいかもしれない。

 片側は、ストレートなヘアーで、反対側はドレッドのような、かなり目立つ髪形も
 見ることが出来る。

 当然、脳が事象を認識するに当たり、この髪型は複雑さが増す。
 そして、ストレートヘアーの部分は、アナログ的というよりもハード期の要素が
 デザインに現れるかのように直線的である。

 今年は、アナログ・ソフト期にあたっているのだが、風は次第にハードの香りを
 含むようになってきている。

 先ほどの髪型は、アナログ・ハード期の先取りのような髪型である。

 また、ファッションでもサロペットの流行がみられ、肩紐を片方
 はずすなどアシンメトリーを楽しんでいる人も見ることが出来る。

 そのような観点から街行く人を観察していると、髪型までは難しくても
 ファッションなどで、意図的にアシンメトリーを形成している人が多くなった。

 もうすぐソフト期からハード期へと転換するが、この時代の変わり目は
 色々なものが散見できる。
 まさに百花繚乱ともいえる。

 その中でも、どの部分が長軸索を刺激し、どの部分が短軸索を刺激しているのか
 知識として知っているだけでもアドバンテージを持つことができる。

 今期のアナログ期、大胆なアシンメトリーに挑戦したのは、日産キューブである
 と思う。このキューブは女性がデザインを担当したと聞く。

 キューブは商品サイクルが短くなったといわれる現代において、対象セグメントの
 ユーザーには長い間支持されていた。

 長軸索を働かせやすい女性を起用した企業にもエールを送りたい。

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