2008/07/29「第15号 〜崖の上のポニョ〜」

 この号が、皆様のお手元に届く頃には、はっきりとヒット・社会現象となって
 いると思われる。(この原稿は、7月23日に書いています。)
 
 宮崎駿監督が、「ハウルの城」から4年越しの自らが監督したジブリ作品。
 原作・脚本・監督、全て自らがこなすのは、「千と千尋の神隠し」いらいだ。

 7月19日公開で、その興行成績は、オリコン調べでは、一位を獲得。

 主題歌は、昨年の12月5日にCD販売されている。
 週間ランキングで、6位であったものが、21日付けのデイリーランキングでは
 一位になっている。(オリコン調べ)


 子供むけ。夏休み映画。公開直後だから、当たり前なのではないか?
 今のところは、そのようにも分析できる。

 感性アナリストとして、気になるのは、大人が、このポ〜ニョポニョ、
 さかなの子とくちずさんでいる点である。

 仲間同士では、楽しげに歌っている。まだ、覚えきれていないので、
 そこ間違っている!と突っ込みあいながら、楽しんでいる。

 口ずさむ事自体が楽しいのだ。

 そして、一人でいるときでも、頭の中でエンドレスで、この曲がめぐっている人が
 多いのが、数多くのブログから伺える。

 http://jp.youtube.com/watch?v=KdftF6mVXFA
 (リンクが切れている場合はお手数ですが、ユウチューブ・がけの上のポニョで
  検索願います。)

 ついつい、無意識のうちに口ずさんでしまう。これこそ、思考の結果の行動でなく
 感性の領域で心地よしと判断した結果である。

 では、なぜ、この曲が潜在的に心地よく響くのか解読しよう。

 先ずは、語感も相当強く効いている。語感に関しては、ご紹介メルマガを参照
 してください。感性トレンドとの相関に関して言及すればアナログによっている
 とだけ言及しておこう。
 (言葉のデジタル・アナログに関しては、
  デジアナコンパスを参考にしてください。)

http://da-compass.com/
 
 

 さて、感性トレンドから見たこの現象。

 先ずは、聞くとわかるのだが、微妙に音をはずしている。この音のはずし具合が
 意外性を刺激している。
 お笑いブームと同じ現象である。
 デジタル期には、まっすぐくると思ったら、まっすぐこないと心地よくない。
 アナログ期には、この想定外の出来事が心地よいのである。

 そして、シンプルなピアノの伴奏。今年のキーワードは本質・本格・伝統をあげて
 いるが、簡単にいうと虚飾がはがれ、本質が心地よいと感じられる年である。
 つまり、シンプルなピアノ伴奏に、かかとを上げたり下げたりしてリズムをとり
 基本的には直立不動である。ふりつけはあるものの非常にシンプルである。

 直立不動で歌うというと、東海林太郎さんを思い出す。


東海林太郎
 

 
 簡単にいうと飾りがとれるということである。

 この夏、シンプルなAラインのワンピースが流行している。
 これも同様のことである。
 飾りがとれて、基本=本質ということの現れである。

 つまり、

 ■意外性

 ■本質

 この二点が、感性トレンドのキーワードに当てはまっているのだ。

 この点を脳の潜在域が心地良しと判断し、無意識に口ずさんでしまうのである。

 これと同じような現象が過去にも存在する。

 だんご三兄弟
 およげたいやき君
 黒猫のタンゴ

 などである。

 だんご三兄弟は、1999年3月に発売され、年間ヒットチャート一位を
 記録している。アナログ期に転換した年に同様の現象がおこっている。
 このだんご三兄弟も、無意識にだんごだんごという人が多かった。
 
 黒猫のタンゴは、1969年前期のアナログ期末期に起こった現象だ。
 アナログ期には、アナログ度の高い子供向けのものが、大人にも
 響く傾向が強くなる。

 およげたいやき君は、1975年のデジタル期黎明期に大ヒットした。
 しかし、その歌詞は、ある日海に逃げ込んだのさ、という旅立ちの
 デジタル期の歌詞であることを忘れてはならない。

 きっと、この号が皆様のお手元に届く頃には、もっと顕著になって
 ぽにょぽにょと言っている人たちが多くなっているに違いない。

 ぽにょぽにょ星人は、感性の高い人であるとつけくわえておこう。

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