2008/05/06   画嬢

4月28日の日経MJ紙のブームの予感にて、「画嬢」なるものが
  紹介されていた。

  画嬢とは、画像編集ソフトを使用し、オリジナルの画像を造り、
  ブログに掲載したり、携帯電話で交換しあったりして楽しんでいる画像
  のことだ。

  このソフトが公開されたのは、2002年であるが急激に利用者が
  増加したのは、つい最近とのことである。

  そして、SNSのサイトなどで、公開・交換が活発にされるようになり、
  現在では、仲のよい友達が名前を入れあって友情を確認する為の
  ツールにもなっている。

  この現象の主役は小・中学生の女子である。

  この現象は、アナログ期ならではの流行現象といえる。
  この現象から見ることができるアナログ時代のキーワードは

  ・自分だけのオリジナル
  ・時間をかけて心をこめてつくる
  ・共感
  ・仲間

  である。

  自分だけのオリジナルが心地よい時代なので、あなただけの特別が嬉しく
  隠れ家的なお店が流行したり、既製品の洋服でも存在感のあるアクセサリー
  で差別化を図っているのがタウンウォッチングなどでよくわかる。
  最近のアクセサリー類やベルトやバックルの大型化と表現すれば
  お解りいただけるかと思う。

  時間をかけ、大切な人の為に何かをつくる行為は編み物などに代表されるが、
  この画嬢でも大切な友達の為に5〜6時間を費やすそうだ。

  そして、デジタル期の組織としての仲間でなく、利害関係のない本当の
  仲間の確認ツールとして、共感する画嬢に名前を入れて共有し、
  仲間の確認と自分の居場所を確認するツールになっているのである。

  これらが、感性トレンドからみた、画嬢のヒット要因である。

  アナログ期とは脳細胞のニューロンの長軸索活性期にあたり、
  女性性の特徴が心地よく感じる時代と言える。

  1999年〜2005年までは癒しの時代であった。
  そして、現在はブレイク期のロイヤル期にあたる。
  癒し期が終わり、自分探しから自分語りの時代に代わり、
  ブロガーの増加、SNSの急成長がはじまった。

  様々な世代の中でも、成長期の世代はアナログ傾向が強い。
  つまり、よりアナログ期の事象が表出しやすい世代ともいえる。

  また、この世代はHANAKO世代Jrにもあたり、
  次代の消費の牽引世代になると思われる。

  この世代の女子の流行現象は要チェックだろう。アナログ度の高い男子にも
  この流行は伝播する可能性がある。

  渋谷の女子高生の声を吸い上げ、商品開発する企業もあれば、口コミ効果を
  狙ってのマーケティングを行っている企業もある。
  これらの試みは、感性トレンドの観点からは良い着眼点だとも言える。

  ただ、この画嬢に関しては、アナログ度が相当高くないと、
  共感できないかもしれない。
  バリバリのビジネスマンが画嬢にはまりブームになるとは思えないが、
  アナログ度の高い、若い女性に支持されている事は事実である。
  この中に現代のアナログ時代のビジネスのヒット要因のヒントはたくさんある。

  データを読むことは大切なことだが、街に出て時代の風を感じる事もとても
  大切なことだと思う。

  煮詰まった時は、なにも考えずに歩く人を観察すると思わず何かのヒントを
  つかむこともあるかもしれない。

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